2025年07月02日

埋込・ニッチ収納

おしゃれで快適なトイレ収納づくり【前編】~“見せない”工夫で叶えるスッキリ収納~

見せない収納でおしゃれでスッキリとしたトイレをつくる

いつも清潔で気持ち良く、スッキリとした空間でありたいトイレ。
しかし、そんなトイレには生活感が出やすいものがいっぱい…。
トイレットペーパーや掃除用具、サニタリー用品など、どう収納すればおしゃれに片付くのか悩ましいですよね。

そこで今回は、おしゃれで快適なトイレ空間をつくるための収納アイデアを2回に分けてご紹介いたします。

【前編】“見せない”工夫で叶えるスッキリ収納
【後編】トイレを“見せる”空間に。収納とインテリアの関係

実用性とデザイン性を両立させるテクニックを、たっぷりお届けします!

トイレはなぜ収納に困りやすい?

多くの人が抱えるトイレ収納に関する悩み。
主にその原因は以下の3つが挙げられます。

狭い空間で収納が限られる

トイレは狭い空間で収納が限られる

トイレは他の部屋に比べて特にスペースが限られています。
そのため、収納家具を置こうとすると圧迫感が出やすく、狭い床に無理に置くと、トイレを使用する際に邪魔にもなります。

生活感が出やすい

トイレットペーパー

トイレの中に置いておきたいものの中には、できれば「見せたくない」ものが多くあります。
トイレットペーパーや掃除用具、サニタリー用品など、生活感が出やすいものの収納には工夫が必要です。

掃除がしづらい

トイレの床に物がないと掃除しやすい

日々掃除が欠かせないトイレですが、狭いスペースも多く、ただでさえ掃除が大変な場所でもあります。
床置き収納は掃除の際に持ち上げたり、移動させたりする必要があり、また一苦労。
掃除のしやすさを考慮した収納の設置が望まれます。

おしゃれで実用的な収納アイデア 

上記のような課題を踏まえ、おしゃれさと使いやすさを両立するための具体的な収納アイデアをいくつかご紹介します。
どれも簡単に取り入れやすいテクニックばかりなので、ぜひご自宅でも試してみてください。

1.蓋つきカゴで「隠す収納」

蓋つきカゴ

散らかりがちな小物類は、おしゃれな蓋つきのカゴにまとめて収納するのがおすすめです。
トイレットペーパーのストックやサニタリー用品などもさりげなく隠せるアイテム。
ナチュラル素材なら見た目にも温かみが感じられ、インテリアのアクセントにもなります。

2.キャスター付きラックで「移動ラクラク」

キャスター付きの収納

キャスター付きラックなら、床に置いても掃除の時に移動しやすく、ストック品や芳香剤の収納に便利です。
スリムタイプなら圧迫感も少なく、空間を有効に使えます。

3.壁を活用した「棚収納」

トイレの収納棚

限られた床スペースを避けるなら、壁面収納がおすすめ。
トイレ後方の上など目線に入りづらい位置に棚やコーナーシェルフを設けることで、空間を広く見せつつ収納力も確保できます。

4.新築・リフォームなら「ニッチ収納」も検討

トイレのニッチ収納(埋込収納)

新築やリフォームの際には、壁面にニッチ収納を設けるのがおすすめです。
壁に埋め込むニッチ収納なら、見た目もスッキリとしていて、場所も取りません。
トイレットペーパーなどの収納はもちろん、オープンスペースのあるニッチ収納を選べばインテリア小物でおしゃれなディスプレイも楽しめます。

実践前にチェック!収納プランを成功させるためのポイント

ここまで、トイレ収納のお悩みを踏まえた収納アイデアをご紹介してきましたが、実際に取り入れる前にさらに押さえておきたい収納の基本ポイントがあります。
限られた空間を有効に使い、快適さをキープするためには、次の項目を意識すると失敗を防げるはずです。

使用頻度で収納場所を分ける

よく使うものは手の届きやすい場所に収納

よく使うものは手の届きやすい位置に収納すると、使い勝手が向上します。
逆にあまり使わないものや買い過ぎてしまったストック類などは、手の届きづらい場所でも気になりません。

縦の空間を活用する

突っ張り棒で作った棚

「空中収納」を増やして空間を最大限に利用しましょう。
収納が不足しているトイレでも、突っ張り棒や突っ張り棚を使えば、上の空間に簡単DIYで気軽に収納スペースをつくることができます。

掃除のしやすさを重視

壁掛けタイプの収納

掃除のしやすさを重視するなら床に物を置かない工夫をすることが大切です。
壁掛けタイプや足付きの収納棚を選ぶと、床掃除が楽でトイレを衛生的で清潔に保てます。

湿気対策も忘れずに

トイレは意外と湿度が高くなりやすい場所です。
通気性の良い素材の収納グッズを選んだり、あまり詰め込み過ぎないなど、湿気対策が必要です。
換気扇などでこまめな換気を心がけることも大切です。

安全性にも配慮を

洗剤を置く場所に注意

小さなお子様がいるご家庭では、手の届かない場所に洗剤などの危険なものを収納するなどの配慮が必要です。
また、高い位置に収納を設置する場合には地震時などへの備えとして、落下防止対策をしておくと安心です。

MARGINのニッチ収納で叶える快適なトイレ

MARGINのニッチ収納を設置したトイレ
MARGINのニッチ収納を設置したトイレ

今回は、限られた空間であるトイレで“見せない”工夫をしつつ、日常での使いやすさも考慮した収納アイデアと、その実践ポイントをご紹介しました。
「狭い」「生活感が出る」といったトイレ特有の悩みも、ちょっとしたテクニックやアイデア次第でグッと快適になります。

後編では、収納だけでなくインテリア性にも注目し、トイレをもっと素敵な空間に仕上げるためのアイデアをお届けします。
ぜひ、あわせてご覧ください!

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