2025年07月09日
埋込・ニッチ収納
おしゃれで快適なトイレ収納づくり【後編】~トイレを“見せる”空間に。収納とインテリアの関係~

おしゃれで快適なトイレ空間をつくるための収納アイデアをご紹介している今回の企画。
前回の前編では、限られた空間であるトイレで“見せない”工夫をしつつ、日常での使いやすさも考慮した収納術についてご紹介しました。
後編となるこちらでは、そこに自分らしさやセンスを加えた“見せる”ことを意識して、トイレをさらに心地よい空間へとアップデートするためのコツやポイントをお届けします。
テーマ別のスタイルや収納の選び方などを、MARGINのおすすめトイレ収納を交え、プロフェッショナルに仕上げるテクニックもご紹介します。
理想のインテリアスタイル、さらに新築やリフォーム時に取り入れたい収納アイテムの選び方まで。
あなたの暮らしにフィットする「おしゃれトイレ」のヒントがきっと見つかります。
インテリア性を高めるためのコツ
生活感が出やすいものに対しては“見せない”収納の工夫を行いますが、あえて“見せる”収納を加えることで、トイレはより居心地の良い、洗練された場所へと変わります。
難しいことはなく、誰でも取り入れられるアイデアやテクニックを活用すれば、空間のイメージを一新することができます。
テーマを決める
ナチュラル、モダン、北欧風など、目指す空間のテーマを決めましょう。
全体のトーンに統一感を持たせると、ワンランク上のセンスが感じられる空間づくりができます。
色づかいに工夫を
狭い空間だからこそ、色の選び方が印象を大きく左右します。
白やベージュなど明るめの色で広く見せたり、ブラウンやグレーなど深みのある色で落ち着きを演出したり。
壁紙や小物の色味・トーンを揃えると統一感が出やすく、まとまり感が生まれます。
また濃い色や目立つ色は狭さを強調しやすいので注意しましょう。
照明で雰囲気づくり
間接照明や暖色系のライトを利用して優しい空間に。
吊り下げタイプの小ぶりなペンダントライトや壁に取り付けるブラケット照明を使うのもおすすめです。
グリーンや小物をアクセントに
観葉植物やアート、おしゃれなアロマディフューザーなどを取り入れれば、見た目も香りも心地よい空間づくりが気軽に楽しめます。
新築やリフォーム時で、ペーパーホルダーや洗面ボウルにこだわれるなら、さらに家族もゲストも気持ちよく使えるトイレ空間がつくれます。


【スタイル別】トイレのインテリア事例
ナチュラルスタイル


ぬくもりや自然素材の優しさを感じられるナチュラルスタイルは、トイレにも心地よさをもたらします。
木目調の棚やカゴ、麻素材の小物を取り入れ、観葉植物をさりげなく添えることで、ほっと落ち着ける空間が完成します。
木の色味を基調に白やベージュを合わせると、清潔感と爽やかさを両立できます。
モダンスタイル


すっきりとスタイリッシュな印象を与えるモダンスタイルでは、シンプルなデザインと直線的なフォルムがポイント。
モノトーンを基調としたカラーリングに、メタリックなアクセントを加えると高級感も演出できます。
なるべく物を見せない収納の工夫を行い、機能性と美しさを兼ね備えた空間に仕上げましょう。
北欧スタイル


優しい色合いと温もりのある素材でまとめた北欧スタイルは、どこかほっとする空間を作りたいときにおすすめです。
ライトグレーやパステルカラーを取り入れ、丸みのあるデザインやウッド素材を活かしたインテリアでまとめましょう。
幾何学模様など柄入りの壁紙をアクセントにしてもおしゃれに仕上がります。
ホテルライク


洗練された雰囲気を演出したいときにおすすめなのが、ホテルライクスタイル。
白やグレー、ブラックといった落ち着いたカラーでまとめるのがポイントです。
ダウンライトを採用したり、大理石調やガラス、タイルなど上質な素材を使用した小物を取り入れると空間が引き締まっておすすめです。
MARGINのおすすめトイレ収納アイテム
上でご紹介したスタイル別のトイレインテリア事例では、MARGINの収納アイテムを使用しています。
どの事例でも、壁に埋め込んで設置するニッチ収納BOXを使用しています。
狭いトイレ空間を最大限に有効活用できることと、床掃除がラクなのがポイントです。
トールBOX:中央オープンタイプ
「見せる」と「隠す」の両タイプの収納が叶えられるアイテム。
設置場所に合わせ、左開き・右開きから選べます。
すっきりとフラットなデザインが特徴的な扉。
オープン部下の扉は、ワンタッチで開閉できるプッシュオープン仕様です。
扉内には可動棚が付いており、トイレットペーパーや掃除用具など収納物の高さに合わせて調整ができます。

本体のサイズは、幅37.5cm/25cmの2サイズ。
高さが175cmで大容量ですが、場所を取らずスリムなトイレ空間にぴったりなサイズ設計です。

中央のオープン部にはディフューザーや小物を、上下の扉内にはストック類と掃除用具を分けて収納するなど使いやすくなっています。

板扉+オープンタイプ
名前の通り、2つの収納機能が合わさったアイテムで、トールBOXでは収納を持て余してしまう方に最適です。
板扉は軽く押すだけで開け閉め可能なプッシュオープンタイプで、閉じる際にゆっくり閉まるダンパーが付いています。
扉の開きは左・右どちらか選べ、上下を反転させた取付けも可能です。

本体のサイズは、幅37.5cm/25cmの2サイズ。
高さが85cmの少しコンパクトめなサイズ感です。

便座に座って手が届く位置に設置される方が多く、お子さまやご高齢の方がいらっしゃるご家庭にも使いやすいと人気です。

オープンBOX

扉のないオープン仕様のアイテムです。
既に掃除用具などの収納スペースが揃っている方が、インテリアのアクセントに使用される場合が多いです。
高さ・幅のサイズ展開が豊富なため、複数組み合わせてコーディネートを作ってみるのもおすすめです。


また、照明を足したい時におすすめな「LED照明付きBOX」のご用意もあります。
ホテルライクやラグジュアリーなど上質な空間の演出にぴったりです。

新築・リフォーム時に考えたいトイレの収納計画
今回は“見せる”トイレをテーマにインテリア性を重視したトイレづくりについて紹介してきましたが、家づくりやリフォームのタイミングで、トイレ全体を新しくするのであれば、収納スペースはあらかじめ確保しておくことをおすすめします。
環境や入れるものに適した収納スペースが確保されていれば、“見せる”トイレのアレンジの幅も広がります。
より快適なトイレ空間をつくるために、以下のことを意識してトイレ収納を決めましょう。
圧迫感のない収納サイズを選ぶ
トイレ全体の広さを考慮し、圧迫感を感じにくいサイズの収納を選びましょう。
狭いトイレでは、視界に入りづらい位置に吊戸棚を設置したり、壁付け収納や、薄型でコンパクトなものを検討してみると良いでしょう。
用途に合わせた収納仕様
扉付きで中身を隠したり、引出で取り出しやすくしたり、入れるものに合わせて最適な収納仕様を選びましょう。
可動棚で高さを変えられる収納なら、掃除道具やトイレットペーパーなど高さの異なるものも効率良く入れられて便利です。
奥行や高さを活かす
奥行の深い収納だと、奥のものは取り出しづらくなりますが、ストック品などであれば問題ありません。
すぐに使うものを手前に置いて、奥を在庫スペースにすれば、収納力を確保しつつ、普段の使いやすさも損ないません。
高さも同様、取り出す頻度に応じて収納するものを決めれば、縦の空間を無駄なく使用できます。
動線を意識した収納配置
立ったり座ったり…トイレでの動作を邪魔しない位置に収納を配置することも重要です。
また扉付きの収納なら、開いてものの出し入れするための空間があるかどうかも確認しておきます。
ものを出し入れするときだけでなく、トイレ全体の使い勝手を考えて収納の配置を決めましょう。
今日から始める理想のトイレづくり
おしゃれと実用性のバランスを大切にすれば、トイレはもっと“居心地の良い空間”に変わります。
毎日使う場所だからこそ、気分が上がるインテリアや快適な収納にこだわってみてはいかがでしょうか?


これから新築・リフォームを考えている方も、今の住まいをちょっと見直したい方も、今回のアイデアやテクニックを取り入れて、理想のトイレ空間づくりを叶えてください。
MARGINでは、今回ご紹介したニッチ収納をはじめ、用途やスペースにあわせてプラスできる収納アイテムを多数取り扱っています。
居心地の良いトイレづくりをサポートしてくれるはずですので、ぜひご活用ください。