2025年01月17日
埋込・ニッチ収納
施工事例で見る!暮らしを便利にするニッチ収納の魅力

壁の凹凸を利用して空間を有効活用する「ニッチ収納」。
限られたスペースを機能的かつ美しくデザインする方法として注目されています。
このコラムでは、MARGINの「IN WALL」=「ニッチ収納」を活用した実際の施工例をご紹介します。
玄関・洗面・トイレ・リビングダイニング・ワークスペースなど、様々な空間に最適なニッチ収納とともに活用アイデアをご提案します。
ぜひ参考にして、理想の収納プランを見つけてみてください。
ニッチ収納とは?
まず、ニッチ収納とは壁をくり抜いて作られた収納スペースのことを指します。
置き家具と異なり、壁の厚みを利用して設置するため、出っ張りが少なく床面積を取らないのが特徴です。
限られたスペースを有効活用しながら、機能性とデザイン性を両立できます。
特にキッチンや洗面所などの狭い空間でも、わずかな奥行きがあれば収納を確保できるため、限られた場所でも日々の暮らしを快適にする収納アイテムとして人気です。
ニッチ収納は、単なる収納スペースではなく、住まいの中で「使い勝手」と「美しさ」を兼ね備えた魅力的な収納方法と言えるでしょう。


施工事例紹介
ここからは、シーン別の施工事例とともに、適したニッチ収納の形や収納アイデアをご紹介します。
玄関収納
玄関は家の「顔」となる場所でありながら、収納スペースが限られることが多い場所でもあります。
ニッチ収納は一般的な玄関収納とは異なり、奥行が浅いので収納量は多くありませんが、通路を狭めずに実用的な収納スペースを確保できます。


画像のようにオープンタイプのニッチ収納を設置すると、出入りの際に頻繁に使う鍵や財布、郵便物の一時置き場として役立ちます。
おすすめアイテム:スリッパBOX
スリッパの引っ掛け収納として便利なステンレスバーが装備されたアイテムです。
スリッパ以外にもS字フックを利用して鍵や小物などの吊り下げ収納としても応用が利きます。
着脱可能なステンレスバーは、見た目をすっきりさせつつ、実用性も兼ね備えた収納方法として、多くのご家庭で取り入れられています。

洗面収納
洗面所のニッチ収納は、化粧品や歯ブラシ、ハンドソープなどの日用品を整理するのに最適です。
ミラーの横や洗面台の近くに設けることで、必要なものがすぐ手に取れるだけでなく、洗練された雰囲気を演出します。


画像のようにオープン仕様のものは、毎日使う化粧品やブラシなどが探しやすく、手に取りやすい使い勝手の良さがあります。
見せる収納で意識的に整理整頓が行え、清潔感をプラスできるのもポイントです。
おすすめアイテム:ミラー扉タイプの収納BOX
鏡と収納スペースが一体となっており、スペースを無駄なく活用できるアイテムです。
扉が鏡であることで、洗面所での身だしなみチェックが簡単に行えます。
鏡は洗面台に必須のアイテムなので、非常に効率的なアイテムです。

トイレ収納
トイレは狭く限られた空間だからこそ、ニッチ収納を最大限に活用できる最適な場所です。
スペースの有効活用、整然とした空間、掃除のしやすさを実現できるかがポイントです。
ニッチ収納で機能性と美しさを両立したトイレ空間が実現できます。



画像のように、壁面に収納BOXを設けてトイレットペーパーのストックや芳香剤を収納できるスペースを作るアイデアがあります。
また、LED照明付きBOXを設けることで、狭いトイレでも明るく開放感を感じられる空間を演出できます。
おすすめアイテム: トールBOX
高さ175cmのトールタイプの収納BOXです。
MARGIN CABINETでは、幅25cm/38cm/75cmの省スペースにぴったりと収まるサイズ設計で展開しています。
オープンタイプなら消臭剤やお気に入りの雑貨を飾ることができ、扉付きのデザインなら生活感を隠しつつ、すっきりとした印象を保つことができます。
縦長仕様で狭いトイレスペースでも収納を確保しつつ、オープン・板扉・ミラー扉など、収納用途に応じたデザインの中からお選びいただけます。

リビング・ダイニング
リビングやダイニングでのニッチ収納は、生活用品の収納場所としてはもちろん、インテリア性を兼ねたディスプレイ棚としても活躍します。


画像のように、お気に入りのアートや写真、観葉植物を飾ることで、部屋全体が温かみのある空間に変わります。
テレビ周りの壁にニッチを設け、リモコンや本、ゲーム機器などをまとめるのも実用的です。
おすすめアイテム:コントロールBOX


ワークスペース
デスク周りにニッチ収納を設けることで、文房具や書類、書籍など細々としたものもすっきりと整理でき、作業効率が向上します。

画像のように、デスク上の壁を活用することで、限られたスペースを有効に使え、作業環境をより快適にします。
デスクと一体化させたデザインにすることで、統一感のある洗練された印象を与えます。
おすすめアイテム:オープンBOX
収納物が一目でわかるので、探し物が減り、仕事や勉強がスムーズになります。
扉を開くスペースを考慮しなくていいので、デスクの真横など、すぐ手の届く場所に設置するのも効率アップのポイントです。

ニッチ収納を取り入れる際の注意点
ニッチ収納は一般的な家具とは異なり、壁へ施工工事が必要となります。
事前に住宅側の設置条件をご確認ください。
また壁に埋め込むので、設置をした後に場所を移動することはできません。
事前計画が重要

ニッチ収納を考える上で最も重要なのが事前の計画です。
住宅の一部となるニッチ収納は、住宅を建てる際やリフォームを計画する段階で取り付け業者(工務店など)と打ち合わせをしましょう。
無計画にニッチ収納を設置してしまうと、『うまく活用できない』『家具のレイアウトに困る』『高さが使いにくい』といった失敗例も…。
事前に収納するものと、家具のレイアウトをイメージしておくと良いでしょう。
壁の構造を理解する

ニッチ収納を設置するには、壁の内部に十分なスペースが必要です。
埋込型の収納は、柱と柱の間に生まれた空間を活用して設置されます。
住宅の壁の内部には、建物を支える柱や間柱が等間隔に配置され、それらを石膏ボードなどでサンドイッチした構造になっています。
そのため、ニッチ収納を設置したい位置に柱があるかもどうかを事前に確認することが重要です。
希望する場所に設置するためにも、早めに工務店へ相談し、設置したい壁が対応可能かどうか確認しておくことをおすすめします。
設置ができない場合も…
コンクリート壁や住宅の工法により、ニッチ収納の設置ができない場合もあります。
壁内部に筋交いがあったり、柱や配管、配線が通っていたりする壁では設置が難しい場合があります。
MARGINの「IN WALL」施工条件に関しては下記にまとめておりますので、ご購入前に必ずご確認ください。
自由な収納アイデアで素敵な空間づくりを!
ニッチ収納は、スペースを無駄にせず機能性と美しさを両立できるアイデアです。
それぞれの生活シーンに合わせて、適切な素材やデザインを選ぶことで、使いやすさとデザイン性の両方を実現できます。


MARGINでは、今回ご紹介したニッチ収納をはじめ、様々なテイストのお部屋に合わせていただけるよう、豊富なサイズとアイテム、収納スタイルをご用意しております。
おしゃれで快適な暮らしを叶えるために、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?