2025年04月04日
テレビボード
テレビとテレビ台の理想的なバランス【前編】~快適なテレビ視聴環境を作るためのコツ~

最近、テレビが見づらいと感じたことはありませんか?
「なんだか映像がぼやけて見える…」
「長時間見ると、目が疲れる…」
もし当てはまるようなら、もしかするとテレビの距離や設置位置が原因かもしれません。
近年のテレビはどんどん「大型化」「高画質化」しています。
そうしたテレビを、昔と同じ感覚で配置していると、「なんだか違和感がある」「目や首が疲れやすい」 と感じることも…。


実は、 テレビと視聴位置の適切な距離や高さは、画面のサイズや解像度によって変わります。
そこで今回は、「テレビとテレビボードの理想的なバランス」について2回に分けてご紹介します!
前編:快適なテレビ視聴環境を作るためのコツ
後編:最適なテレビボード選びとレイアウトのポイント
まずは、「適切な視聴距離」と「理想的な目線の高さ」を押さえて、快適な視聴環境を整えていきましょう!
テレビの最適な視聴距離とは?
「大きなテレビは、遠くから見たほうがいいのかな?」
そう思いがちですが、実は画面の大きさだけでなく、テレビの解像度によっても最適な距離は変わってきます。

テレビのインチ数から視聴距離を求める計算式
- フルHD =「インチ数 ÷ 10 × 0.8」
- 4K =「インチ数 ÷ 10 × 0.4」
- 8K =「インチ数 ÷ 10 × 0.2」
ざっくりした視聴距離の目安表
テレビサイズ | フルHD | 4K | 8K |
---|---|---|---|
32インチ | 約2.5m | 約1.3m | 約0.7m |
42インチ | 約3.3m | 約1.7m | 約0.8m |
55インチ | 約4.4m | 約2.2m | 約1.1m |
65インチ | 約5.2m | 約2.6m | 約1.3m |
75インチ | 約6.0m | 約3.0m | 約1.5m |
ポイント
★「高解像度=画素数が多い=映りが綺麗」ということ
★高精細な映像は、近くで見ても画質が粗くならず、迫力のある映像を楽しめる
★高解像度テレビ(4K・8K)ならフルHDのテレビの視聴距離より近くてもOK
「最近、テレビが見づらいかも…」と感じたら、まずは視聴距離をチェックしてみましょう!
目線の高さも重要!
「テレビを見ていると、首や肩がこる…」
そんな方はテレビの高さを見直してみましょう。
理想的なテレビの高さは、目線がテレビ画面の少し上~中心とぐらいになるのがベストです!

特に壁掛けテレビの場合は高めに設置しがちですが、できるだけ目線に近い位置にしましょう。
高い位置にテレビを設置すると、画面を見上げるような姿勢になるので、首や肩が疲れやすくなります。
逆に低すぎても、前かがみのような姿勢でテレビを視聴することになり、身体に負担がかかってしまいます。
置き型のテレビを設置する場合は、テレビ台を選ぶ時に高さを調節できるタイプのものを選んだり、ソファの高さやクッションで座る位置を調整したり工夫をしてみましょう。
テレビの高さと視線とのバランスを整えると、目や身体への負担が減り、長時間でも視聴を楽しむことができます。

テレビの視聴距離や高さを少し見直すだけで、リビングで過ごす時間がより快適になります。
「最近、テレビが見づらいな…」と感じたら、ぜひ今回のポイントを参考に視聴環境を整えてみてください!
次回は「後編: 最適なテレビボード選びとレイアウトのポイント」をお届けします。
ぜひ、そちらもお楽しみに!