2025年04月30日

埋込・ニッチ収納

ニッチ収納の奥行、ベストなサイズとは?【後編】~設置場所ごとのベストな奥行&後悔しないポイント~

ニッチ収納の設置場所ごとによるベストな奥行

ニッチ収納のベストな奥行サイズについてお届けしている今回の企画。
前回の【前編】では、ニッチ収納の奥行ごとの特徴やおすすめの使い方をご紹介しました。

前編のおさらい
10〜15cm → おしゃれなディスプレイや小物収納向け
15〜25cm → 日常使いの物など実用的な収納スペースとして最適
25cm以上 → しっかりとした収納力でストック品など収納にも対応可

【前編】では「何を収納するか」という視点からベストな奥行を探っていきましたが、実際に「どこに設置するか?」によって、適した奥行は変わるのでしょうか?

今回の【後編】では、玄関・トイレ・洗面所・キッチン・リビングなど、場所ごとのおすすめの奥行を詳しく解説します。
さらに、「後悔しないためのポイント」と「おすすめのMARGINアイテム」もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

玄関(エントランス)

玄関は家の顔とも言える場所。
外出・帰宅時にすぐ手にしたいものや細々としたものなどが多く、雑多になりがちですので、収納としての実用性を確保しつつ、スッキリとした印象を保ちたい場所でもあります。

おすすめの奥行:10〜15cm

  • 鍵やスマホなど、外出時にサッと取り出したいものを置くのに最適
  • 消毒スプレーやハンコを置くスペースとしても便利
  • スリッパなどは立てて収納可能

後悔しないためのポイント

深さを過信しない

奥行が深すぎると、見た目がゴチャついてしまうことがあります。
必要なものがすぐ取り出せるかどうかを事前に確認して、使いやすさを重視しましょう。

通路の広さを確保

設置場所によっては、通路の邪魔になってしまうことも。
また扉付きのニッチ収納だと、開けるためのスペースも必要となります。
玄関での動線を妨げないよう、慎重に配置することが大切です。

おすすめMARGINアイテム

スリッパBOX

玄関におすすめのMARGINニッチ収納:スリッパBOX(板扉)
玄関におすすめのMARGINニッチ収納:スリッパBOX(オープンタイプ)+オープンBOX

玄関の省スペースに便利なステンレスバーが標準装備されたアイテムです。
スリッパを立て掛けたり、S字フックを利用して鍵や折りたたみ傘などを吊り下げて収納できます。

板扉付きとオープンタイプの2種類から選べ、幅は375mm/750mm、高さは600mm/850mm/1750mmのサイズ展開で、収納量に応じてお選びいただけます。
※扉部分に鏡が付いたミラータイプ(高さ1750mmのみ)もご用意しています。

トイレ

家の中でも特に限られた空間になっていることが多く、狭くても設置できる収納が必要となるのがトイレです。
トイレットペーパーや掃除用具など、「目立たずにスッキリ収納したい」というニーズも多く、美観を損ねることなくしっかりと収納できるニッチ収納の力を最大限に発揮できる場所でもあります。

おすすめの奥行:15〜20cm

  • トイレットペーパー(直径約114mm±2)が無理なく収まるサイズ感
  • 消臭スプレーや掃除用具を収納する場合は20cm程度確保すると安心
  • 目線の高さより上に設置しても取り出しやすい

後悔しないためのポイント

収納量を考慮する

奥行が浅すぎると収納力が足りず、使い勝手が悪くなります。
家族構成や環境によってトイレットペーパーのストックや掃除用具の大きさは変わってきます。
ご家庭で必要となる収納量を考慮し、多少余裕を持たせた量が収納できる奥行が理想的です。

扉の有無を考える

扉付き収納にすると、見た目はすっきりしますが、扉を開けるためのスペースの確保が必要となりますし、使用頻度の高いものの出し入れに不便を感じることも。
開閉がスムーズかどうか、普段使いに支障がないかをチェックしてから決めましょう。

おすすめMARGINアイテム

板扉+オープンBOX

トイレにおすすめのMARGINニッチ収納:板扉+オープンBOX
トイレにおすすめのMARGINニッチ収納:板扉+オープンBOX(内部)
トイレにおすすめのMARGINニッチ収納:板扉+オープンBOX

「見せる」「隠す」の両方の収納ができる便利アイテムです。
高さは850mm/1750mmの2サイズ展開。
850mmは上下反転可能で、オープン部分を上にしてもご使用いただけます。
取り付け位置の高さや収納量に応じてサイズをお選びください。

洗面所

タオルやスキンケア用品、ドライヤーなど毎日使用するものが溢れる洗面所の収納では、取り出しやすさと整理のしやすさが求められます。
また、ドレッサーとして使用されることも想定して収納計画を立てることも重要です。
家族で使用する場合は、個別スペースを確保できるような収納仕様のアイテムを選びましょう。

おすすめの奥行:15〜25cm

  • タオルを収納するなら、最低でも20cm以上は確保
  • ドライヤーや洗剤類を収納する場合は25cmあれば安心
  • ボトル類やデンタルケアアイテムの収納には工夫が必要

後悔しないためのポイント

しっかり湿気対策

洗面所は湿度が高くなりやすいので、収納にも湿気対策が必須です。
除湿剤を置くスペースを確保したり、湿気がこもりにくい収納仕様のアイテムや素材を選びましょう。

手前の収納に注意

奥行が深すぎると、手前のアイテムに手が届きづらくなります。
洗面所には、タオルやドライヤーなど収納するのにある程度の奥行が必要なものから、化粧水のボトルや歯磨き粉のチューブなど狭い奥行の方が出し入れしやすいアイテムが混在します。
奥に置かれたものも取り出しやすいように、棚位置を変えたり、BOXトレーや仕切りを使って工夫して配置しましょう。

おすすめMARGINアイテム

LED照明付きBOX

洗面所におすすめのMARGINニッチ収納:LED照明付きBOX

湿気がこもりづらいオープン仕様のニッチ収納です。
LEDライト付きで、洗面所に明かりをプラス。
別売のステンレスバーを取り付ければ、タオルの落下防止やドライヤーの引っ掛け収納などにも対応でき、より洗面周りの整理整頓をしやすくするカスタマイズもできます。

ミラー扉BOX

洗面所におすすめのMARGINニッチ収納:ミラー扉BOX

扉の前面がミラー仕様になったアイテムです。
扉内に収納棚を装備しているので、お出掛け前の準備から身だしなみチェックまで洗面所で行えます。

キッチン

食材・調味料から調理グッズ、食器まで様々な大きさのものを収納するキッチンでは、収納するものによって最適な奥行を変えるのがポイントです。

おすすめの奥行

  • スパイスや調味料を収納 ⇒ 15〜25cm
  • 食品ストックや食器を収納 ⇒ 25〜30cm

スパイス類や調味料は、奥行15cm程度のニッチに収めると、取り出しやすくスッキリ整理できます。
一方で、お皿やストック食品を収納したい場合は、25〜30cmの奥行を確保すると使いやすくなります。

後悔しないためのポイント

奥行調整を忘れずに

収納するものによって奥行が重要です。
スパイス類や調味料は浅めに、食器やストック食品は深めに配置しましょう。

出し入れしやすく工夫する

時間に追われながら作業することの多いキッチンでは、ものの出し入れのしやすさが重要です。
調理中に急に必要になった調理器具をさっと取り出したり、 調味料を入れるタイミングを逃したくなかったり…。
ニッチ収納にプラスして、スライド棚や回転式棚を活用すると、取り出しやすくなり、調理がはかどります。

おすすめMARGINアイテム

トールBOX

キッチンにおすすめのMARGINニッチ収納:トールBOX
キッチンにおすすめのMARGINニッチ収納:トールBOX

簡易的なパントリーにもなる高さ1750mmの大容量収納アイテム。
奥行は130mm~150mmと奥浅タイプなので、スパイス類や調味料など細かな収納に適しています。
また、カスタマイズでステンレスバーや棚板を追加できるので、さらに細かく分類することも可能です。

ニッチ収納の奥行を活かして快適な空間を実現!

ニッチ収納のベストな奥行について、【前編】では収納するものの視点から、【後編】では設置場所の視点から見てきました。
※【前編】をまだ確認していないという方は下記ボタンからもご確認いただけます

「たくさん収納できるから奥行は深い方がいい!」ということではなく、設置場所や収納するものに合わせて適切なサイズを選ぶことの重要性がお分かりいただけたのではないでしょうか。

狭い場所でも気軽に収納スペースを増やせるニッチ収納ではありますが、後悔しないためにも、使い勝手を最優先した選び方をおすすめします。
使用するものをよく考え、必要以上に深くしないよう心掛けましょう。

MARGINのニッチ収納:洗面所
MARGINのニッチ収納:キッチン

新築やリフォームを計画中に「収納スペースが足りない…」と感じたら、まずはデッドスペースを活かしたニッチ収納を検討してみてください!
そして、せっかくなら使いやすさとデザイン性を兼ね備えた収納アイテムを取り入れるのがおすすめです。

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ぜひ、理想の収納づくりにお役立てください。

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