2025年05月14日

食器棚・キッチン収納

吊戸棚の高さ、迷っていませんか?【後編】〜“もったいない”をなくす活用術〜

もったいないをなくせる吊戸棚の活用術

目線より上の空間に設置することで、収納量を増やせる吊戸棚。
キッチンでは需要の高いアイテムとなっています。
そんなキッチン収納について、前編では「吊戸棚の高さ」を決める基準となる目安や自分に合った位置の考え方をご紹介しました。

まだ【前編】を読んでいない方はこちらでチェック↓

さて、吊戸棚(上棚)の高さが決まったら…
次は「どう活かすか」がポイントです。

今回は、限られたスペースを無駄なく、でも詰め込みすぎない。
そんなバランスの取れた使い方の工夫を、具体的なアイデアと一緒にお届けします。

“わが家のキッチン”に取り入れたくなるヒントが、きっと見つかるはずです!

吊戸棚をもっと活用する6つのアイデア

①便利グッズで“立体的”に使う

上棚の中は意外と上部のスペースが空きがち。
しかし、市販されている便利グッズを取り入れれば、縦の空間を有効活用でき、収納量をぐんっとアップさせられます。

  • 吊戸棚用ラック:棚の中にもう一段、仕切りを作ることで、お皿などの食器が2段で収納可能に。
  • 吊り下げバスケット:棚板の下に引っ掛けて、小皿・ふきん・ティーバッグなど軽いものを収納。
  • ブックエンドやファイルボックス:細かい箱や缶の整理に。袋づめのストック類も立てて収納でき「倒れ防止」にも。
吊戸棚用ラックでお皿を2段で収納
吊り下げバスケットは棚板に取り付けて使用
ファイルボックスも吊戸棚の整理整頓に便利

②アイテムごとに「ゾーニング」する

「モノの住所」を決めることで、ゴチャつきを防ぎます。

  • 左側:カップ類・お茶関係
  • 中央(左):キッチンペーパー・ラップフィルム類のストック
  • 中央(右):缶詰・乾物ストック
  • 右側:季節用品・来客用食器
吊戸棚はものを入れる場所を決めて(ゾーニングして)使用する

使用頻度×ジャンル分けを意識して収納場所を決めておくと、出し入れがスムーズになります!
また、収納する場所が決まっていると買い忘れ&買い過ぎ防止にも役立ちます。

③踏み台や昇降機能を使う

手が届かないと、結局「使わなくなる」ことが多いです。
高い位置に収納するものに対しての対策を準備しておきましょう。

  • 軽くて安定感のある踏み台を常備
  • 昇降式収納(ダウンウォール)を導入:高い位置にあるものも安全に出し入れできます。
吊戸棚の高い位置の収納には踏み台を使用する

④ラベル+中身が見えるケースで管理

「あったはずなのに見つからない…」をなくすには、中身の可視化+名前付けを!

  • カゴやケースにマスキングテープ&手書きで簡単ラベル
  • 中が見えやすいボックスで「一目で分かる」収納
カゴやケースにラベルを貼る
中身が見えやすいBOX収納を使用する

家族みんなで分かる共通ルールを作るとさらに良いですね。

⑤あえて余白を残す

ぎゅうぎゅうに詰めるより、空間に余裕がある方が使いやすいことも。
新しいモノの仮置き場や、一時的なストックスペースとして利用するシーンも想定しておくと、常にキレイなキッチンを保つことができます。

吊戸棚は収納に余裕を持たせて使用する

⑥“見せる収納”と“隠す収納”を使い分ける

吊戸棚の一部にガラス扉やオープン棚を採用するのもおしゃれで便利です。

  • オープン棚:調味料やコーヒー・紅茶の缶など軽いものを飾るように収納
  • ガラス扉棚:お気に入りのカップ、グラス、器などを飾るように収納
  • 扉付き棚 :生活感のあるストックや非常用アイテム
吊戸棚に板扉とガラス扉、オープン棚を採用しキッチン収納

目的に合わせて吊戸棚の種類を選ぶと、使い勝手が良くおしゃれなキッチンにすることができます。

MARGINのおすすめ収納アイテム

MARGINでは、基本の板扉タイプの吊戸棚以外にも、おしゃれでインテリアとして楽しめるアイテムもご用意しています。

薄型BOX

MARGINのキッチン収納:薄型BOX

奥行わずか22cmのコンパクト設計が特徴のアイテムです。
デザインはガラス扉タイプとオープンタイプの2種類をご用意。

フラットで奥浅な形状なので、目線の高さに設置しても圧迫感が少なく、作業中も邪魔になりにくいのが魅力です。
吊戸棚と組み合わせれば、おしゃれなカフェ風キッチンのような空間づくりも楽しめます。
コンパクトながらも存在感があり、キッチンのアクセントにもぴったりです。

マルチラック

MARGINのキッチン収納:マルチラック

吊戸棚との組み合わせにぴったりな、多機能型の収納ラックです。
キッチン周りで活躍するトースター置き場や、吊り下げ収納ができるバーを備えているのがポイント。
カトラリーや鍋つかみ、布巾など、毎日繰り返し使うものは「しまう」より「決まった場所に置く」ほうが片づきやすくなります。
生活導線にフィットした設計で、「使いやすさ」と「見た目の美しさ」のどちらも叶えます。

暮らしに合わせた吊戸棚を考えよう

キッチンは「作業の場」であると同時に、「暮らしの中心」でもあります。

その中で「収納」という大切な要素を担うアイテムとして、吊戸棚が存在します。

小さな工夫が、毎日の「ちょっとラク」につながります。
ぜひご紹介したアイデアで、ご自宅のキッチンがもっと心地よい空間になりますように。

ぜひ、あなたの暮らしにあったキッチンづくりにお役立てください。

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